狩野泰一(篠笛・Pc)デュオwith三好功郎(g)
−「地球が好き 佐渡が好き」 出版記念

2000年11月18日(土)
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音楽とは「楽」しい「音」と書く。その表記と語義を裏切らないのが狩野泰一のライブだ。気が漲るという表現があるが、彼の身体そして音の魂には溢れんばかりの生気が息づいている。
深閑、幽玄とした日本の伝承曲を篠笛で吹く時、そこには大気が流れ、水がせせらぐ風土の生気が伝わってくる。郷愁の唱歌「椰子の実」「浜辺の歌」「赤とんぼ」を吹く時は、ギタリスト三好功郎との小気味いいセッションにより、モチーフの美しい調べと躍動が一体化し、原曲の持つ哀感を越えて新たなる楽曲が迸り出る。
ジャズドラマーが演奏家としての出発点となる狩野泰一のライブには、アドリブ的な要素や普遍的なノリの良さが随所に散りばめられる。気取りも衒いもない彼の演奏は、聴く者に清しくパワーを送る。それは音楽の喜びだ。(鬼楽)

 

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